東京都台東区の寺院 三ノ輪駅徒歩1分 曹洞宗梅林寺のお知らせ

自然葬・樹木葬・永代供養などお問い合わせ
  • tel.03-3872-2611
  • mail

お知らせ

梅林寺よりお知らせ

五観の偈その ⑤ その他

五つには成道の為の故に今この食を受く

私たちがこの食事を頂くのは、人間として大道を成就する為である。人生を踏み外して、一生を無駄に過ごさないよう、成道の為に食事を有り難く頂きます。

以上、簡単なご紹介でした。

 

五観の偈その ④ その他

四つにはまさに良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり

「形枯を療ぜん」これは体を痩せ衰えるのを防ぐという意味です。と言う事は、反対にプクプク太るような食生活をしてもいけないのだと、私は認識しており、同時に大いに身に覚えもあります・・・。日々の食事を頂くに当たり、肉体の衰えを防ぐ良薬と思い、穏やかな心で頂く事を指します。

 

五観の偈その③ その他

三つには心を防ぎ過を離るることは貧等を宗とす
食事を頂くに当たり、欲を押さえて必要な量を適切に頂くと言う教えです。普段の生活で美味しいが出されれば、ついつい食べ過ぎてしまい、ほどほどの物が出されれば、もっと美味しい物への欲求が深まり、嫌いな物が出されればよけてしまいがちになります。これらは『赴粥飯法』の中で、「貪」「瞋」「痴」と記されています。「貧」は食欲、むさぼる事。
「瞋」は瞋恚(しんに)怒り憎む事。「痴」は愚痴、物の道理を分からぬ愚かさの事。これらを仏教では悟りをさまたげる、三悪としています。これらを取り除くのが仏道修行の形態だと思います。

五観の偈その② その他

二つには己が徳行の全欠を忖(はかって供に応ず
自身がその食事を頂くに当たり、本当にその食事に見合っているのかの自問自答です。
よく、働かざる者、食うべからずと言う、ことわざがありますが、まさに言葉の通りで、働くというのは、肉体労働のみの言葉ではなく、自身の日頃の行いにどれだけ徳を積んでいるのかを指し、その徳の量とその食事が見合っているかを指します。

五観の偈その① その他

五つの偈文から構成されており、禅の修行僧が食事を受ける際に心の中に想念する反省と感謝の意を含む偈文です。

一つには功の多少を計り彼の来処を量る
私たちがこの食事を頂くに当たり、たくさんの人々の手が掛かっていることに感謝しながら頂きます。単純に出された食事のことを指すのではなく、その食材を作って頂いた農家の方々や、その食材を育てた大地自然への感謝と考える物であります。

PAGE TOP